ショップ&販売員に<個性>を!! 自然とリピートされるショップづくり -vol.6-
こんにちは。
日本ファッションスタイリスト協会(F.S.A.)です。
今回は、
・感性と分析がケンカをしたら…
についてお届けします。
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これまで、
「スタイリングを分析することで、論理的に言葉で説明できる」ことも
StylingMapの大きな特徴と話してきました。
しかし!
StylingMapで学習する上で「感性」と「分析」がしっくりこない!!
といった悩みに直面する方も…。
例えば、あるアイテムを分析する時に
「色はアクアテイスト」「形はディープゾーン」「素材はクリスタルテイスト」と分析したとします。
StylingMapで表すと上の画像のようになるので、
重なる場所が多いのはクリスタルテイスト。
そのアイテムは「クリスタルテイスト」と分析結果を出しました。
…けれど、なんだか自分の感性では「アクアテイストに見える」。といった場合。
現在行っているセミナーでも
😢「スタイリングを見て「これはどうなの?」と思ったスタイリングが褒められていて驚きました」
といった意見をいただいたりもしました。
こうなってしまうと、感性と分析結果が合わず、ケンカをしてしまっている…と感じてしまい、
「感性と分析のどちらかが間違えている💥」と考えてしまいます。
実はこれ…分析に慣れてきた頃にぶつかりがちな壁です。
この壁の原因は「StylingMapの目的が「分析」になってしまっている」から。
StylingMapを使う上で、アイテムや人の分析は必要不可欠なので、より多くの分析を行い、
アイテムを見ると分析する癖がついてきます。
そうなってくると、無意識に正しい「分析」をしなくてはいけない。
正しく分析することがStylingMapだと感じてしまいます。
けれど、StylingMapの目的は
スタイリングを「論理的」に
「言葉」で説明できるようになること!
なので、分析はこの目的のための通過点です。
分析と感性がぶつかってしまったら「どちらかが間違えている」と考えるのではなく、
どうして感性ではそう感じるのか?を考えてみる。
クリスタルテイストと分析したけれど、自分の感性ではアクアテイストに感じる…というアイテム
この場合も、どちらが正解かを考えるのではなく、
「分析でも色がアクアテイストに入っている…私は色を重視してアクアテイストと感じているんだな。人に説明する時…<クリスタルテイストでシャープでクールに着こなすこともできますが、色がアクアテイストでやさしい印象もあるので、優しい雰囲気のアイテムを組み合わせることで印象がグッと変わりますよ。>といった説明もできるな」
と言葉で説明する時のヒントとして感性を使うことができます。
分析だけでは「クリスタルテイストでシャープでクールに着こなすことができますよ」という説明になりますが、
ここに感性をプラスしたことで「色がアクアテイストでやさしい印象もあるので、優しい雰囲気のアイテムを組み合わせることで印象がグッと変わりますよ。」といった表現がプラスされ、説明の幅が広がります。
分析は目的ではなく手段です。
・お客様に分かりやすく言葉で伝えるための手段
・あなたがスタイリングに携わるお仕事ならば、仲間と言葉でディスカッションするための手段
言葉選びのための分析だと考えると、
感性と分析がケンカせず、
上手くStylingMapを活用できるのではないでしょうか?
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【今回のまとめ】
・分析は言葉にするための手段
・分析と感性のどちらかを正解にしなくても良い
これまでのコラムはこちらから♪
>Vol.0 はじめに(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/09/womanremix)
>Vol.1 スタイリングマップとは(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/16/womanremix_1)
>Vol.2 好きなのに苦手な色は着られないのか?(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/28/womanremix_2/)
>Vol.3 似合うを上手に選ぶコツ(https://stylist-kyokai.jp/news/column/2021/07/16/womanremix_3/)
>Vol.4 色で人の心を動かす(https://stylist-kyokai.jp/news/column/2021/08/06/womanremix_4/)
>Vol.5 見えているモノは同じで違う!?(https://stylist-kyokai.jp/news/column/2021/08/12/womanremix_5/)
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コラム執筆のご協力ありがとうございます♪
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