ショップ&販売員に<個性>を!! 自然とリピートされるショップづくり -vol.3-
こんにちは。
日本ファッションスタイリスト協会(F.S.A.)です。
今回は、
・気に入ってもらうポイントは「2つを比べること」
についてお届けします。
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突然ですが問題です。
あなたは販売員です。
こちらのサングラスを見ているお客様👦。
👦「このサングラスが気になってはいるんですが、
どうしようかと思って…」
と、まだ少し悩んでいる様子。
💁「そちらのサングラス、カラー展開がありますので、
色々なカラーをかけてみましょう」
とあなたは他のカラーを持ってきて次々とかけていただく…
お客様は自分に似合う色のサングラスを
見つけられるでしょうか?
💁「この4色の中でしたら、
その色のサングラスが特にお似合いです」
とお勧めして、お客様は納得できるでしょうか?
元々センスのあるお客様でしたら、
その勧め方で納得して似合うアイテムが
見つけられるかもしれません。
ただ、似合う似合わないがイマイチわからない
というお客様だと判断が難しいかもしれません。
いくつか選択肢がある中で1つを選び出す…
というのは意外と難しいことです。
…
………
…………
では、こうしてみてはどうでしょう?
この2つのサングラスをそれぞれかけていただいて
💁「お客様はイエローベースのサングラス
がお似合いですね」
とアドバイス。
次にこの2つのサングラスをそれぞれかけていただいて
💁「ハッキリとした色合いのものよりも、
おだやかで馴染む色合いが
お似合いになりますね」
とアドバイス。
そして最後に…
💁「こちらですとイエローベースで馴染む色合いなので、
よりお客様にお似合いになると思いますよ」
と提案をしてみる。
対照的な2つのアイテムを比べる場合は、
・どこを比べれば良いのかが明確になります。
そのため、自分でも判断しやすくなり
😗『自分では良く分からないけれど、
店員さんが似合うと言っている』
という他人の意見を訊く状況ではなく
😃『自分で見ても違いが分かる。
この商品は自分に似合う』
という他人の意見&自分の意見で決める
という状況になります。
このように対照的な2つを判断し、
それを総合することで似合うを選択できるのが
StylingMapです。
前回のセミナーで学んでいただいた、「色」を活用して、
「色でゾーン分けをする」
というのが課題となっていました。
選択を2択に絞る…という部分に注目して、提出課題を1つ見ていきましょう。
こちらは全てグリーンのアイテムでまとめてくれています。
同じ色で2択にすることで、より比較しやすくなっていてNiceですね!
ご自身でも似合うを探す時は
「色がブルーベースかイエローベースか」
「色が明るいか暗いか」
「色がおだやかかあざやかか」
と2択にしてみると探しやすくなりますよ。
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【今回のまとめ】
・2択にすることで人は選びやすくなる
・人は自分で決めた事の方が納得する
これまでのコラムはこちらから♪
>Vol.0 はじめに(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/09/womanremix)
>Vol.1 スタイリングマップとは(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/16/womanremix_1)
>Vol.2 好きなのに苦手な色は着られないのか?(https://stylist-kyokai.jp/column/2021/06/28/womanremix_2/)
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セレクトショップ経営を行う企業様です。
コラム執筆のご協力ありがとうございます♪
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